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2004/09/13

Debra1号との、その後

でぶら2号、爪のお手入れをしながら出番待ち。
  2号: ねえ、私の出番は?
  nao: あれ、言ってなかったっけ? 今日もないよ。
  2号: ニャんですとー。あほらし。寝るわ。
040913_DEtumemigaki.JPG
そして待ちくたびれて就寝、の図。

たくさんのリクエストをいただいたので(約2件)、Debra1号との「その後」のお話を。よって、本日も2号の出番はナシ。けへへ。

でぶら1号のこと ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
飼えないネコにゴハンをあげてはいけないと考えているので、1号のもてなしには、水と、ほんの少しのミルクだけを使った。このでぶら、とても賢いネコで、教えると、naoの飼っていた小鳥を襲わなかった。

ミルクが冷蔵庫に入っていることも、すぐに覚えた。毎日、あがりこむやいなや冷蔵庫の前にちょんと座り、「ニャー(アレ、出してくださいよ。)」と催促する。お腹をこわすといけないので、小さなお皿にちょこっとだけ出してあげる。

そのミルクを全部平らげると、今度は、まるでここは自分の家だといわんばかりに奥へと進み、ソファーの上でどっかりとくつろぐ。そして、テレビを見たり、うにゃうにゃとnaoに話しかけたり。

こうして毎日淡々と遊びに来るでぶら1号。naoもそれを毎日淡々ともてなすのであった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ああそうだ、こんなこともあったっけ。

バカOL仲間のSと会社帰りに飲んだくれ、もうどのくらい飲んだかわからなくなった頃、ふたりはnao家に帰宅した。バカOL×2はそのまま倒れて眠ったわけなのだけど…。

翌朝目覚めると、なぜかそこにはでぶら1号の姿もあった。ネコ1匹と人間2人は、固まってぐちゃぐちゃと眠っていた。
い、いつのまにでぶらを連れ込んだのだ。>バカOLs

その時の1号は、Sやnaoにくっつきながらも、一番ふかふかで一番寝心地のいい場所で丸まっていた。それは、Sが勝手にnaoのパジャマに着替えて脱ぎ捨てた冬物スカートの上。さすがネコ。お目が高い。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ところが、ある日を境に1号は姿を見せなくなった。それは寒い冬の季節だったと思う。近所の人たちから「野良らしい」と聞いていたし、あまり若くはなさそうだったので、なにかあったのではないかとやたらと心配だった。

ああ、でぶら、でぶら。どこにいるの。

そして2か月が経過したある日の夕方。バカOL帰宅。まだ懲りずにでぶらの姿を探している。すると、いつもの場所で何事もなかったかのようにでぶら1号が待っているではないか。ユメのようだった。でぶらー!! 生きてたの? どうしていなくなったりしたんだよー。

「ニャー(おかえりなさいませ。)」
「た、ただいま。来るわけ?」
「ニャー(行きますとも。)」
1号とnaoは、いつもと同じ挨拶を交わし、いつものように連れだって帰宅した。

2ヶ月ぶりに姿を現したでぶら1号は、「それにしてもあなた、いったいどこへ行ってたの。」という問いかけにはニャーとも答えず、ちんまりとうずくまってミルクを平らげると、いつものようにどっかりと2時間ほどくつろいだ。そしていつものように外へ帰っていった。

ただ、帰りに玄関でこちらを向いて「ニャー(そろそろ帰ります。開けてください。)」と言うときに、いつもよりずいぶんおしゃべりだった。そして、ドアの外に出たときも、わざわざこちらを向いてきちんと正座し、なにやらしばらくニャーニャーと語っていた。naoも、ふんふんと相槌を打ちながらそれに聞き入った。

…それが、でぶら1号との最後の会話となった。

ああ、ネコ語使いになりたい。あの別れ際の過剰な「ニャー」は、精一杯のお別れのコトバだったのかもしれない。それ以後、会社帰りに1号が待っていることは1度もなかった。けれどnaoは、もうその姿を探そうとはしなかった。失踪中の2ヶ月間は、ひどくしつこく探していたくせに。なんだか不思議な感覚だった。

それはたぶん、1号が、未練たらたらのnaoを見かねて(?)ちゃんと最後のお別れに来てくれたからだろう。本当にいなくなってしまう前にもう一度だけ顔を見せてくれるとは、1号ってば、気が利いている。あなたいいネコだ。(できたら幽霊になって、もう一度会いに来てヨ。)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
以上、ひと昔前の記憶です。長くてごめんなさいでした。

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コメント

おお~本当に小説の一場面のような経験ですね
素敵です・・・
あと、ちゃんとご挨拶に見えるなんて・・
なんて凄い猫さんのでしょうか
そして不思議な猫さんだったんですねv

爪磨きの上の就寝でぶら二号さんも
かわいいですねv
いいですね・・猫さんのいる生活
あこがれますv

そうなんです。不思議なヤツでした。
きれいだったからどこかの飼い猫かもしれないんだけど、
それはいまだに謎です。

ネコって、なぜか爪磨きの上で座りこむんですよー。
うちは、またたびはふりかけてないんだけどなあ。

私も思うよ、幽霊になっても会いたいって。
前に飼ってた猫が死んだ時は母の所にしか
挨拶に来てくれなかったし(^^;)
やっぱりご飯くれる人が一番なのかニャ?_| ̄|○

>yumiさん
でもね、
幽霊になるには、ハードな修業が必要らしいの。
(森公美子たんだっけ? 歌うたう おっきい人。
 なんかお友達が幽霊になって来てくれたときに
 そう言ってたんだって。)

yumiさんちの昔の猫りん、そして でぶら1号よ、
あなたたち、修業しなさい。
ついでにうちのおばあちゃん、あなたも。(^^;

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    ルビ猫9歳
    元気です。
    たまに庭に来る
    牛柄の猫と
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    ルビったー
    ・猫紹介 ・人紹介
    nao
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